船橋研究室@ヴェネツィア国際建築展「TIME SPACE EXISTENCE」に出展しています [M2]

ヨーロッパ文化センターが主催するヴェネチア・ビエンナーレ2023 関連企画展「TIME SPACE EXISTENCE」にて、船橋研究室(船橋仁奈,  直井和希, 中島将吾)+NI&Co. Architects(市田彰秀)が制作した「DEFRAGMENTATION」が展示されています。

展示会場はPalazzo Mora(ヴェネチア)、開催期間は2023年5月20日〜11月26日の約半年間です。


作品コンセプト

「DEFRAGMENTATION」は、展覧会のテーマ「TIME SPACE EXISTENCE」に沿ったサイトスペシフィックな空間である。⽇本とは異なる⽂化的背景を読み取り、その場所でしか成し得ない空間をデザインした。展⽰会場は 11 世紀後半に建てられた歴史的建造物であり、個⼈所有の宮殿として利⽤されたのち、第⼆次世界⼤戦までは⺠間のアパートとして利⽤され、現在はヨーロッパ⽂化センターの所有となっている。

展示室には900年にも及ぶ長い時間と共に刻まれた歴史の痕跡が様々なかたちで残っているが、それら歴史の断片は相互に関係性を持たない。これらの断片的な要素を抽出し、新たな価値を有する空間に再編するため「無形の屋根」を設置した。

文脈を失った既存空間の本質を明らかにし、断片的な要素を新たな文脈に収斂させるこの屋根は、当該空間に新たな評価軸を与え、過去と未来を調停する両義的空間を創出する。


企画展「TIME SPACE EXISTENCE」の公式サイトはこちら


大同大学 建築学科 船橋研究室|FUNA LABO.

大同大学 工学部 建築学科 船橋研究室のホームページです. 船橋研究室では, 「建築設計」や「空間デザイン」を通じ, 人々が共有できる価値観の発見・創出を目指して活動しています. 自己の感覚と他者の感覚を理解し, 「共有出来る感覚」を身につけることは、あらゆる物事の基本であり魅力です. 自己理解と他者理解を深め, 人々がその場の価値を共有するきっかけとなるような空間のデザインを目指します.

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